シャーマンってなに?

シャーマンとは、ウィキペディア(Wikipedia)によりますと、

本来はツングース語のšaman (シャマン)。ロシア語のшаман (シャマーン) を経由し、各国語に広まった。英語ではshaman (シャマン、シャーマン、シェイマン)。

シャーマン - シャーマニズムにおいて、超自然的存在と直接接触・交流・交信する役割を主に担う役職。呪術者・巫・巫女・祈祷師・ムーダンなど。

トランス状態に入って超自然的存在(霊、神霊、精霊、死霊など)と交信する現象を起こすとされる職能・人物のことである。

 

かなり怪しい人ですね。

しかし、困った時にお願いをして、なんとかしてもらう人

と言うことでもあります。

 

個人から、コミュニティーまで、様々なお困りごとを解決してくれるのがシャーマン。

 

例えば、昔は病気を治してもらうのも、シャーマンのところに行っていたので、

今で言う、お医者さんみたいな存在のシャーマンもいました。

体だけでなく、心の問題の解決なども含めて、今で言うカウンセラー、セラピストの役割もしていた人です。

 

そのほか、コミュニティーの問題も、お祭りなど、儀式的なことを行なって解決したり、

世界各国、いろんなシャーマンが存在します。

 

呪術的な力を使って、お困りごとの解決をしていたような印象ですが、

薬草を扱ったり、

音を扱ったりする事などは、

現代科学の中で立証されている効果もあります。

 

経験値による

様々なエネルギーの使い方を知っていたのではないかと思います。

 

 

問題解決の道具はアート

 

シャーマンたちが、その道具として用いられていたのが主にアートです。

音や歌、ダンス、そして、色とりどりの衣装や装飾品、など

それぞれの地域、環境や文化に応じて、様々ですが、

 

音の振動(周波数)であったり、ダンスなどによる体の動きは、

人の心や体に影響を与えるものだという事は、現代科学でも研究されていますし、

色彩は、単に視覚的な意味合いだけではなく

様々な色の染料となっていたものは、薬効を持っていたものがほとんどです。

長年にわたって経験的な中から見出されたものだったのだと思いますが、

それは決して、不可思議なもの、説明のつかない霊的なものばかり、というわけではありません。

 

近年は、アートは趣味や嗜好的なものとして捉えられていますが、

 

アートは、

問題を解決する装置としての役割があり、

困難を乗り越えて、生きていく上で、欠かせない道具だったのです。

シャーマン的生き方の定義

「シャーマン的生き方をしょましょう!!」という提案は

本物のシャーマンになりましょう!!とのご提案ではありません。

 

シャーマンと呼ばれる人たちが使っているエッセンスを、日常に取り入れることで

日々の暮らしが豊かになり、

自分自身を信頼して生きれるようになります。

 自分自身の持てる力を信頼して、他者と関わることができるようになります。

 

 

どんな場所、どんな状況においても、その場を信頼し、楽しみ尽くせる

苦しみの場にあったとしても、プロセスを信頼し、創造的に今を生きている

人知を超えた自然の力、自分より大きな存在を信頼し、その力とつながることができる

 

言葉にしようとすると、怪しくなってしまうのですが、

特殊なことではなく、

当たり前にしっかりと今を生きている、生きることができる

というのが、シャーマン的生き方の定義になると思います。

 

そして、アート表現を用いていくことは、

シャーマン的生き方のプロセスを促進してくれるのです。